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透析での穿刺トラブル

20代 透析3年
関東圏私立看護大学卒業後に、同じく関東の中核病院に就職しました。
救命で働くのが夢でしたが、透析室に配属され看護業務を3年間おこないました。


透析での穿刺業務

透析患者は基本的に週3回、1回4時間の透析治療を行います。そのため通常の外来患者よりも病院や医師を含めた医療従事者に慣れているため、わがままを言う患者が比較的多いです。
透析看護の中で最も患者とのトラブルが多いのが《穿刺業務》だと思います。
透析の針は通常の採血針より太く爪楊枝ほどの太さの18G針、ピンク針と呼ばれる針を使用し1人の患者に対し2本穿刺します。2本というのは少なくてもです。
穿刺がうまくいかなければ10本でも穿刺します。私はこの穿刺作業があまり得意ではなく、透析歴20年の患者に対し連続で失敗してしまったことから、その患者から穿刺拒否をされてしまいました。また、それに終わらず血圧測定などの他の看護業務を拒否してくるようになってしまいました。
患者歴の長い人なので、その人とトラブルを起こすと他の透析患者にまで広がり透析室での私の看護師としての信頼度が落ちたように強く感じました。
現在もその患者の穿刺をすることはありませんが、回収作業(血液を返したり、針を抜く作業)は行っています。


技術の向上

先輩の臨床工学技士、穿刺技術のある先輩看護師に相談し、穿刺時のコツや技術を学んだり、講習会へ参加し技術の向上に努めました。しかし患者との信頼関係は簡単に取り戻すことはできませんでした。上司・先輩からは《よくあること》として話されました。気難しい人、血管が難しい人はしばらく避けてよいとのアドバイスを当時もらいました。


失敗をバネに

患者とのコミュニケーションや対応の難しさ・一度信頼を失うと関係を取り戻すのに苦労するため、当時は辞めたいと思いましたが、
ここで辞めると看護師として成長できないような気がしたので現在も現役で勤務しています。
今は辞めなくて正解だったのかなと思います。


透析看護は患者との信頼関係から

穿刺はセンスなどという人もいますが、ある程度は知識・経験で成長すると思います。
また普段から信頼関係が厚ければ、穿刺トラブルの際もそれほど大きな問題にならないのではないかと思うので、
日々の会話や看護業務のなかで築く患者との信頼関係は大切だと思います。


今後の目標

私は、透析看護のスキルが低く、まだまだこれからだと思っています。
ただふと見た「救命看護師の特集記事」に心を動かされてしまい、夢であった救命で働きたいと考えるようになってきました。
まだ夢半ばですが、着々と準備をしている段階です。
救命救急の様子

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